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口唇口蓋裂の症状

♠歯の咬合障害

子どもの唇顎裂や唇顎口蓋裂については、歯の咬合、つまり歯の噛み合わせの障害が次第に生じるようになってきます。癒合がうまくいかなかった結果、歯茎がきれいにつながっていないことによるもの、あるいは、本来あるべき歯が該当部分にないなどの原因によるものと考えられています。

♠授乳と摂食障害

唇顎裂や唇顎口蓋裂の赤ちゃんの場合は、授乳または摂食障害といった食事面での障害も見受けられます。

口唇あるいは口蓋が裂けているために、「うまくお母さんのお乳を飲むことができない」、または「喉の奥を閉じることができずに、開いたままの状態のため、口の中に空気を溜めてお乳を吸う陰圧を作ることができない」ということになります。すると、赤ちゃんのお乳の吸う力が弱すぎてお乳を上手に飲むことができないのです。

♠言葉の障害

赤ちゃんは1歳を過ぎてしばらくすると、言葉の障害が待ち受けています。

特に、口蓋裂の赤ちゃんに多く見られるのですが、言葉を発する時に上手く口から音を発することができずに、鼻から音が漏れたような声になることがあります。このような状態も、お子さんにとっては深刻な問題で、精神的なストレスを受け続けることとなります。

♠審美的な障害

唇顎裂や唇顎口蓋裂の患者は、自分の容姿にコンプレックスを抱き、周囲の子供たちからも疎遠とされることが少なくないようです。治療は、段階的に進められますが、ときには間に合わないこともあり、やはり精神的な症状を抱えることも多々あります。

♠その他の障害

口蓋裂では、口腔と鼻腔が通じているために、鼻咽腔(びいんくう)が食物のために汚れてしまい、副次的な症状として、扁桃炎や中耳炎を発症することがあります。